本の記録
読書感想文。
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贖罪
11月 22日 * 22:17 * 湊 かなえ *
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日本で一番空気のきれいな町で起きた殺人事件。
犯人は捕まらないまま、時効の期限だけがすぐそこにやってくる。

その殺人事件の関係者である4人の女性と被害者の母。
物語はこの5人の独白という形で進んでいく。

ひとりが語り終えるたびに浮かび上がってくる事実と事件の真相。
被害者の母の印象が物語の最初と最後でまるで違って見える。

湊かなえの小説に出てくる怖い女の人って、モンスターに見えて実はものすごく母だったり女だったりする。
最後にはきちんと等身大の女性に見えるのだからすごいと思う。


呪いってあると思うのです。
13歳の少女4人は被害者の母親によって呪いをかけられてしまう。
呪いの期限前にして、その呪いが呪った本人含めて全員にかえってくるというようなお話。
オカルトな話ではないのです。

人を呪わば穴二つっていうのはきっとこういうことを言うのだと思う。
一人の人間が死んだことで、どうしようもなく人生を狂わされてしまった4人の女性。
けれど呪いが解ければ、徐々に徐々に本来の姿に戻っていくんだろうなあ。と思いたい。

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