本の記録
読書感想文。
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悪の教典(上)(下)
01月 28日 * 21:00 * 貴志 祐介 *
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映画では予告編の冒頭に「ミステリー」と出てきますが、サイコホラーです。
人がたくさん死にます。
いやあ。。。お化けも怖いけどこういうのも怖い。すごく怖い。
すっきり解決しているようで全然そんなことないのも怖い。
容赦なく人を殺す感じは、イン・ザ・ミソスープのあの外国人を思い出すのだけれど、
どう考えてもハスミンのほうが怖い。だってこの人頭がいい。

ものすごく頭が良くて倫理観が狂ってるってとてつもなく厄介なんだなぁ。。。

そういえば、新世界よりに出てきた悪鬼も似たような存在だなあとぼんやりと思う。
ヒトというのは集団で生きているものなので、こういう強い別種のいきものが入り込んでしまえばぐちゃぐちゃになる。
しかもハスミン、擬態するのが異常に上手なのである。
気づいた頃には手遅れなのである。
「お前には心がないのか!」とか「相手の気持がわからないのか!」とか無意味。
共感能力がないってことは、ひとりだけ違う種類のいきものですよって事であろう。。。

そんなモンスターだからこそ、殺す手が止まる描写が非常に印象深かった。

共感能力の低い人って接しているだけでも薄ら寒い気持ちになるのは、私が平均よりも共感能力の高いせいである気がする。他人の痛みがわからない人は怖い。何をされるかわからないから怖い。してしまったことの意味すらわかっていない場合が多いから怖い。

そういう恐怖を思う存分味わいました。
大変怖かったです。

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