本の記録
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RDG4 世界遺産の少女 / RDG5 学園の一番長い日
04月 08日 * 03:13 * 荻原 規子 *
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随分長いこと待たせるなあ。。。と思っていたら、4巻まで読んでいたつもりのRDG、2巻までしか読んでいませんでした。ぎゃふん。
というわけで、RDG4、5。実は5を読んでいてわからない話が多すぎ、読んだつもりで読んでなかった4巻を取り出して読んだという。。。なのでまだ3巻が未読。
結構大事なことが3巻で起きているっぽいので、明日にでも3巻を買ってこようと思います。

4巻は夏休み〜新学期、学園祭準備まで。
姫神憑き、と呼ばれる和泉子の周囲にいる陰陽師、山伏、忍者。
なかなか日本だって侮れないと思う。ファンタジー。
そういえば海外の人は、日本=ファンタジーとみる傾向があります。
セカンドライフで遊び始めてから知った事実。
ファンタジーな場所には必ずといっていいほど中華と和風が混ざった建物が建っていて、
メディテーションができるようになっていたりしたものです。
昔の日本は、海外の人にとっては充分ファンタジックなんだなあ。。。としみじみとした覚えがあります。

山の中で大事に大事に育てられた折り紙つきの箱入り娘、和泉子。
この引っ込み思案で自信のない女の子が、彼女なりに頑張って成長していくさまがとてもかわいらしい。
本人はそんなコトかまってられないほど必死なのだろうけれど。
まだ女としての自覚もままならないこの子に憑いているのが、何千年も生き続けて人の世に干渉し続けてきた姫神だっていうその対比が面白い。

怨霊、神、死霊。そう呼ばれる者達は本当は同じものなんじゃないかっていう話が出てきます。
私は即答で「同じものです」と答えたい。
彼らは人の理の外にいるもので、人の世界とは相容れない。
それがモト人間であったとしても。
この、「イイモノ」と「ワルイモノ」の明確な区別のないところがとっても日本的だと思う。
解釈の仕方でいいものにもわるいものにもなる。
しかしその解釈は人の世のもので、当事者である彼らの世界のものではない。

5巻で学園祭が始まるのだけれど、お祭り騒ぎなだけあって話もお祭り騒ぎな感じで進んでいきます。
姫神だの怨霊だのの前に、和泉子は高校1年の女の子で、そばにはかっこいい男の子がいる。
そういう淡い色恋がかったエピソードもなかなか楽しませてくれます。
深行の意地っ張りな男の子らしさが可愛らしくて仕方がない。
彼も彼なりに必死で姫神や、その眷属や、和泉子との折り合いをつけようとしている。
和泉子も自分のコトで精一杯ながら、自分の色恋方面の気持ちにはいまいち疎くてかわいい。

久しぶりに読んだ荻野氏の小説だけれど、やっぱり文体は独特だなあと。

長い話なので積極的におすすめすることははばかられますが、長いだけに面白い小説だと思う。


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