本の記録
読書感想文。
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スタンド・バイ・ミー
05月 07日 * 03:17 * 小路 幸也 *
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東亰バンドワゴンシリーズの3作目でございます。
1作目、2作目は過去に読んでおりまして。
下町の古い古本屋&カフェに住む大家族を中心に、いろんな事件が起きるほのぼの系ミステリ。ミステリ?

私目線でいくと、お爺ちゃん、お父さん、息子2人、娘1人。
それぞれにお嫁さんやらお婿さんやらをもらって(この辺がちょっと複雑なのですが)それぞれに子供がいる。
そして、語り手としてもう死んでしまっているけれど成仏せずにこの家族を見守っているおばあちゃん。

それぞれにキャラも立っているし、いいキャラしてるのは家族だけでなく近所や周囲をとりまく人間もみんな、っていう贅沢小説。これだけの人たちをこんがらがることなくきちんと読み進めていけるのは、天の視点で語るおばあちゃんのおかげだと思う。

私はこの小説の食事のシーンが大好きで。
お爺ちゃんが毎回とんでもない感じの食事をしていて、それが気になって仕方がない。

内容は連作短編集みたいになっているのでそれぞれについて書くことは控えます。
私は生まれも育ちも下町ですが、この小説みたいな密な関係って今はなかなかになくなっている気がする。
まあ、、、それがよいこととも悪いこととも言えないわけですが。

人との繋がりが良い感じに回っている、下町のよい面を堪能出来る小説だと思います。

なんていうか、人も多いのだけれどこの堀田家ってものすごい複雑。

シングルマザー藍子の娘の父は、藍子の異母兄弟である青のお嫁さんの父だったり。
そもそも異母兄弟であって、お嫁さんはもう故人で出てこないけど元愛人だったほう(しかも大女優)は生きているし物語に登場してくるしでなかなかヘビーです。

しかし、みんなそれぞれに自分の大切な人のことを思いやってる、その暖かい感じでほっこりできる。
読んでいてほっとするシリーズの小説でございます。

なんか癒されたいなーという人は読んでみるといいかもしれません。

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