本の記録
読書感想文。
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オー!ファーザー
07月 07日 * 01:35 * 伊坂 幸太郎 *
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伊坂幸太郎の小説の、私が好きだなあと思うところはたくさんあるのですけれど
この小説はそのうちのひとつをどまんなかに扱った作品。
タイトルどおり、父親。

父親と息子とのそれぞれの関係、しかし主人公には父親が4人いる。
4人の父親と、母親と自分。
けれど伊坂小説らしく、この関係はとってもファンタジー。

物語の中に流れるのは、父の子を思う気持ちと行動。
4人の父それぞれがそれぞれなりに、目一杯息子を愛している。
その愛を身をもって感じた息子は、いずれ父のいなくなる時、に思いを馳せて少し成長する。

登場しないのにものすごい存在感を放つ母も素晴らしかった。
最後の母の一言に微笑んでしまったのでした。

こういう関係、現実にはゼッタイにありえないと思うのだけれど、
こういう関係が成り立つような感じなら、きっと世界はすごく平和だ。

どのお父さんもそれぞれかっこ良くて、素敵で。
ファザコンな私にはとっても羨ましく感じるものでございました。

伊坂幸太郎はずっとずっと家族の話を書いている気がする。
そしてその家族の有り様が、私はとっても好きだ。

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