本の記録
読書感想文。
admin


http://jugem.jp/
http://biancca.net/
阿修羅ガール
08月 04日 * 02:21 * 舞城 王太郎 *
-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --
舞城王太郎の小説は好きですが、この小説が一番好きかもしれないって思った。
主人公は女子中学生。
お世辞にも真面目とは言えない主人公の愛子ちゃん。

人を好きになるということ、生きるということ、死ぬということを生生しくぐるぐると考える愛子。

「あーヤリたいなー」とか言うしセックスも当たり前でとっても軽い反面、
好きでもない人とセックスしてしまってものすごく落ち込んだりしてしまう。
で、好きな人とセックスしたいなあーってつぶやくのだ。

とにかく生きること。必死で生きること。
一見賢くなさそうな主人公は、実はすごく色々考えている。
考えてその都度結論を導き出している。
そのまっすぐな感じときちんと考えること。ごまかしの一切ない、飾り気のない、
けれど綺麗事で飾らない分ストレートにこちらの心に届く。

必死になって生きようとする姿ってとっても感動する。
色々と間違えながら失敗しながら、しかし彼女の思考はとても軽やかだ。

浄土真宗では、悪人だって悪いことしたって仏になれるよ、みたいに説いている。
なんだか夢のようなお話ですが、これって一番大変な修行だと思う。

そしてこの人の文章、読み始めるととまらない。
どんどん目が次の文章を追いかけてしまう。
村上龍のトパーズにすごく似た感じがする。
毎回思うからそうなんだろうと思う。
考えてることが頭に浮かぶままにみたいな感じがすごくリアル。

すごくよい小説でした。

-
new | top | old